当院の感染予防対策

当院では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、インフルエンザをはじめとする各種感染症に対して様々な取り組みを行っております。主なものをご紹介させていただきます。

ご来院いただく際には、まず一般的な感染予防策をお願いいたします。

  1. 必ず不織布マスクを着用いただき、
  2. 入口にある消毒液で手指消毒(アルコール過敏の方はお手洗いで入念な手洗いをお願いします)。

不織布マスクをお忘れの際にはお申し出ください。
皆様の体を守るために、ご協力の程お願いいたします。

待合室のレイアウト

待合室の椅子の配置を変更し距離がとれるようにしました。

おもちゃ・雑誌の休止

お子様が退屈しないように、おもちゃを用意しておりましたが、当分の間休止いたします。雑誌も多くの方が触れることから、当分の間、取り下げます。

待ち時間の短縮

待ち時間を少しでも短くするために、ネット予約をお勧めしています。また問診票の記載も事前にご準備いただけるようweb問診を実施しています。

受付番号ファイルの改善

今までは、来院された方には番号札とともにお知らせを入れたファイルをお渡ししていましたが、現在は番号札のQRコードを読み取っていただき、皆様の携帯でご覧いただくようにしています。当院の取り組みに加え、開院以来45年間にわたって多くの患者さんと接する中で、皆様の不安や悩みを少しでも取り除くような内容を記載しております。どうぞご一読ください。

院内の消毒

院内の消毒には「強酸性電解水」を使用しております。強酸性電解水は強力な作用があるものの食品添加物に指定されており、安全性も高いものです。今回の新型コロナウイルス感染症で、アルコールが手に入りにくくなり、にわかに脚光を浴びてきました。
強酸性電解水は劣化が早く、長持ちしません。つまり生成後は早く使用する必要がありますが、当院では強酸性電解水を院内の装置で生成しています (写真はアマノ社製α4000proですが当院では同シリーズの2000Nを使用しています) 。

分娩を取り扱っている頃から、何十年間にわたり、院内の清掃・消毒に使用してきました。当院は十分な使用実績を積み、何時間で失活するのかといったデータも蓄えた上で、使用法・管理法を確立しています。ご安心ください。
強酸性電解水は水(水道水)と食塩から電気分解で生成されますが、同時にアルカリ水も生成されます。アルカリ水は汚れや油分を落とすのに有効です。通常は強酸性電解水のみで十分な効果が得られますが、表面の汚れがひどい時にはアルカリ水で油分やタンパク質を除去後に強酸性電解水で消毒しています。
なお、採血時などの人体の消毒にはアルコールを使用しています。アルコール過敏症の方は医師にお申し出ください。

空気清浄機の導入

2020年9月より、高機能空気清浄機を3台導入しています。これは国産品で、内部にHEPAフィルター(High Efficiency Particulate Air Filter)を装備しています。このフィルターは、半導体や液晶、医薬品や食品を扱う部屋、手術室など高い清浄度が要求される部屋において、ウイルスや目に見えない微細なチリやホコリを吸着して除去する目的で使用されています。0.1~0.2 μmという高い捕集効率でコロナウイルスやインフルエンザウイルス(いずれも直径0.1μm程度)もほぼ取り除かれるとされています。この空気清浄機1台で30畳の部屋の空気を10分程で一巡させます。当院の待合室の広さであれば5分もあれば十分です。厚生労働省の指針では、窓の開放による換気の場合、30分に1回、数分間の開放が推奨されていますが、待合室と外来への設備導入に加え、定期的な空気の入れ換えにより、感染リスクをかなり軽減できると期待しています。

院内滞留時間の短縮

自家用車でお越しの方でご希望の方は診察まで車内でお待ちいただく事にも柔軟に対応しております。将来的にはオンライン診療にも対応したいと考えています。駐車場は、第一駐車場4台、第二駐車場7台をご用意いたしています。

日常診療との向き合い方


当院に受診される方は必要があって来院されるので「不要不急」の外出ではありません。しかし、現状では来院の頻度は少ない方が望ましいと思いますので、症状が安定している方については、現在、投薬期間を延ばす対応を行なっています。

予防接種との向き合い方


予防接種での来院も「不要不急」ではありません。予防接種は罹患すると命に関わる可能性がある病気に対して行なっていますので、スケジュール通りが望ましいです。特に1歳6ヶ月までの予防接種、ヒブワクチン4回、小児肺炎球菌ワクチン4回、B型肝炎ワクチン3回、四種混合ワクチン4回、MRワクチン第1期、水痘(水ぼうそう)2回、おたふくかぜワクチン、ロタウイルスワクチン(2回ないし3回)といったワクチンが重要です。季節性インフルエンザワクチンを除けば、1歳6ヶ月までのワクチンの次は日本脳炎(標準的には3歳から)ですので、少し時間に余裕ができます。

新型コロナウイルス(ウイルスそのものはSARS-CoV-2と言います。)については色々新しいこともわかってきております。治療やワクチン開発が進む事を希望していますが、今後も当院として可能な対策を行なってまいります。皆様にはご不便をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。