子ども(小児)の予防接種

予防接種は痘瘡の根絶やポリオの制圧など多くの疾病の流行の防止に大きな成果をあげてきました。日本の子ども(小児)の予防接種はヒブワクチンや小児肺炎球菌ワクチンが採用された頃から現在までの間に急激に数が増えて、欧米諸国に追いつきつつあります。当院でもその頃から当院で出生したお子様に対して予防接種を開始し、実績を積んできました。

予防接種の種類

小児予防接種には定期接種と任意接種があります。定期接種は予防接種法によって決められます。定期接種は無料で接種出来ます。定期接種はヒブワクチン・小児肺炎球菌・四種混合ワクチン・B型肝炎ワクチン・BCG・麻しん風しん(MR)ワクチン・水痘(みずぼうそう)・日本脳炎は定期接種(無料)です。

子ども(小児)の予防接種スケジュール

子ども(小児)の予防接種の数が増えたので、予定通りに終わらせるためには、同時接種(一度に何種類ものワクチンを接種すること)が必要になっています。また、スケジュールの設定が大変難しくなっています。当院では予防接種に来院されるお子様一人一人にスケジュール表を作成しています。このスケジュール表は名古屋市の指定するBCG接種の日程(3か月健診と兼ねる日程です)も含めて小学校入学前までの予防接種のスケジュールを網羅しています。このスケジュールに沿っておけば間違いないと自負しています。ちょっとこのスケジュール表の自慢をさせていただくと、生年月日と保健所の指定するBCGの日程を入力すればスケジュールが出来上がるという手前みそではありますが、優れモノなのです。院長がスケジュール表を作る仕組みを開発しました。しかし、保健所でのBCGの接種は2019年9月末までで終了となりますので、BCGも個別接種(当院で接種する)になったので、BCG個別接種のスケジュール表ができるように変更しています。

ワクチンの種類と接種間隔

予納接種に使用する薬剤がワクチンです。ワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンがあります。生ワクチンは病原体を限りなく弱くした(弱毒化した)細菌やウイルスそのものが利用されます。不活化ワクチンには病原体をホルマリンで不活化したワクチンと、病原体が産生する毒素を不活化したトキソイドがあります。生ワクチンは接種後27日間の間隔がないと次の予防接種ができません。不活化ワクチンは6日間の間隔があれば他の予防接種ができます。

予防接種のご相談・ご予約は、お気軽にお電話ください。
電話:052-823-4122
生後2ヶ月~1歳
小児予防接種は生後2か月から始まります。 接種するワクチンは、ヒブワクチン、小児肺炎球菌、ロタウイルス、B型肝炎ウイルス、四種混合ワクチンです。
1歳〜3歳
1歳から3才の間に行う小児予防接種は、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン、ヒブワクチン、小児肺炎球菌、四種混合ワクチンを接種です。
3歳〜小学入学
3才から6才までに、日本脳炎ワクチン、MRワクチン(麻しん風しん混合ワクチン)を接種します。

発育すくすく外来(乳児健診)

当院では新生児科の専門医(新生児専門医と言います)を招いて「発育すくすく外来」を行う事にしました。乳児健診や発育発達遅滞などの診察を行います。お母さんたちの子育てに関する悩みやご相談なども経験豊富な専門医がお答えします。詳しくはこちらのページをご覧ください。

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